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オフィスにイベント会場に病院に……大活躍する業務用の衝立 |
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衝立は日本に古くから存在し、独自に発展してきました。壁の少ない開放的な構造の日本家屋では、壁に代わりプライバシーを保護する家具として、衝立が使用されてきました。これに対し欧米では、建物は壁で囲まれたものであり、そのなかで衝立はパーテーションとしての役割を主に担ってきた、という歴史の違いがあります。
欧米の文化が取り入れられた現在、日本における業務用の衝立には、どのようなものがあるのでしょうか。代表的なものを見ていきましょう。
今や、オフィスには間仕切りとしての衝立が欠かせません。衝立を使ってスペースを区切っていれば、組織変更や引っ越しでオフィスのレイアウトを変えたいときには、衝立を動かすだけでOKなので便利です。会議室や応接室がほしいときも、衝立で囲むだけでいいので重宝します、休憩場所づくりにも効果的ですね。
そんなオフィスでの衝立でまず重視されるのは、使い勝手です。軽く、折りたたみができ、重ねて収納も可能で、少ない収納スペースですむ。これらが、大きなポイントとなっています。
オフィスにおすすめの衝立は……
高さ150cmのものならば圧迫感がないので開放的です。しっかりと空間を区切りたいという場合は、高さ180cmのものがおすすめです。張り地は落ち着いたブルー、ピンク、グレーや、木目調のものがあります。三つ折れのタイプなら、よりスムーズに空間の開け閉めできるので便利ですよ。
イベント会場で活躍する衝立
イベント会場などの広大な空間を効率的に区切るのにも、衝立は最適です。自由に組み合わせて会場をつくることができます。楽しいシーンにはカラフルな張り地のものを選べば、会場の雰囲気を盛り上がることができます。また、イベント会場などでおすすめなのがキャスター付きのタイプ。移動もらくらくです。
介護施設や病院などでも採用されています
介護施設や病院などでは、布の衝立をよく見かけます。軽くてすぐに動かせるのはもちろんのこと、張り地の布を取り外して洗えるので、常に清潔に利用できます。衛生面を重視しているからこそ、布の衝立が使用されているのですね。
白や薄青などの商品がオーソドックスですが、近年ではカラフルでポップな色使いのものもあるので、用途に合わせて選べます。また、ブラウンのものなどは、フローリングの居室にも似合いそうです。
和の空間づくりにも最適
和の空間をつくりたいときに、インテリアとして純和風の衝立を使用することも大変効果的です。最新技術を用いた繊維や、伝統工芸品の名産の布地などを用いたものでは、染め方や風合いを選ぶことができます。また、天然木で仕上げた昔ながらのデザインの衝立も、和の空間を効果的に演出してくれるのでおすすめです。和食店、料亭、旅館、工芸品店、ギャラリーなどに似合いますね。 |