座敷席の不思議
居酒屋などでは、座敷席を設けてあるところがあります。畳の部屋に4人から6人ぐらいが座れるテーブルが並べてあり、ふすまで仕切って小部屋にしたり、あるいはふすまを外して一続きの部屋として使ったりなど、お店によってさまざまな空間の使い方が行われています。
何組かの別々のグループで使う場合、仕切りのない大部屋のままではお互いのプライバシーが保たれにくく何となく落ち着きません。そんな時に衝立が力を発揮します。席と席の間に衝立を置けば、他のお客と背中合わせに座っている人も後ろ側を気にすることなく、安心して座ることができます。また、部屋を障子で仕切るには限界がありますが、テーブルの間に衝立を挟むだけで隣のグループと簡単に空間を分けることができるようになります。
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衝立なら、障子と違って簡単に移動させられるので、グループの人数によってスペースの調整がしやすいです。 |
最適な空間を作る高さと幅
和室で使われている衝立は、大きさがとてもよく考えて作られています。座った時に、隣同士の姿が隠れ、なおかつ上部が空いているので程良い開放感があります。左右の幅も、完全に空間を閉ざしてしまうよりは、すり抜けられる程度の動線を残しておいてある程度見渡せた方が、部屋全体の広さを感じることができます。
このように、衝立をうまく使って空間を作り出している店は、大変参考になります。自宅やオフィスのレイアウトにも、ぜひ取り入れたいものです。例えば、来客スペースが十分に取れないというオフィスの場合、応接コーナーと仕事場との間に衝立を一つ置くだけで雰囲気ががらりと変わります。会社のスタッフとゲストが、互いの視線を気にすることなく仕事や打ち合わせを気兼ねなく行うことができるでしょう。
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キッチンスペースを見せないように衝立を配置するのもいいのでは? |
衝立を使って空間を作り出す
ワンルームで食事や仕事、さらに就寝にも使っている人なら、衝立を使ってそれぞれのスペースを区切る方法もあります。例えば、壁際にベッドを置いているならベッドの横に衝立を置きます。こうすれば、普段生活している時はベッドを意識せずに済みますし、ベッドに寝ている時は部屋の中の余分なものに目がいかず、ぐっすりと休むことができます。また、仕事に集中したい人はパソコンデスクなどの横に衝立を置き、キッチンや流し台などの水周りが目に入らないようにすると良いでしょう。
特に数人で暮らしており、プライベートな空間が取りにくい場合などに、衝立は便利な道具となります。衝立 通販.comでは、一般の家庭からオフィスまで、さまざまな場所でお使いいただける衝立を豊富に揃えています。用途に合わせてお選びください。
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テレビなどが見えないように配置すれば、作業に集中できるかもしれませんね。 |
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